でこらいふろぐ

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今年読んで特に良かった小説本と旅行本

この記事は、#読み終わった本リスト Advent Calendar 2015 - Adventarの18日目です。

小説編と、旅行編があります。

小説編

小説ですと、今話題の池井戸潤の作品や、桜庭一樹の作品をもう一度読み返すなどしていたのですが、その中でガダラの豚が圧倒的に面白かったです。

中島らもさんの作品は今回はじめて読んだのですが、非常に楽しかったです。

以下、若干のネタバレを含みます。

1巻、2巻、3巻の性格が全く異なるのがまた良いですね。

1巻で、大抵の超能力等の超常現象はトリックがあるという形で(も)説明が着くという感じの話なのだなぁ、この小説はそういう感じの似非超常現象をやっつけていくような話になるのかなぁと思っていたら2巻で突如アフリカに飛ばされ、アフリカの現地の人々の暮らしやアフリカの人々の暮らしに染みこむ呪術について語られ、そんな中では1巻同様に「呪術というのは、結局は、トリックがあるという形で(も)説明がつくのだなぁ」というのもありましたが、「いや、でも本当に超常現象なのかどっちかわからないなぁ…」という思いも湧いてき、3巻で…あわわわわわ

うーん、本の感想って書いたことがないのですが難しいですね。。。とにかく楽しかったです。エンターテイメントとはこういうのを言うのだなぁというのを強く感じました。

「トリックがあるという形で(も)説明がつく」の「(も)」の部分は非常に大切で、「このようなトリックでこの現象は説明できます」と言うことはできるけどだからといって、「本当にその超常現象が、超能力とかそういうものによって行われているわけではない」、とは断定できない、というあたりは何度も強調されており、面白かったですね。

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中島らもさんの本を次に読むとすると何かな〜

旅行編

今年の夏、私は転職しまして、その際の有給消化期間を使用して東京から京都まで歩いたのでした。その時に読んだ以下2冊が最高の本でした。 ただの地図ではなく、場所にまつわる様々な記述があり、歩く途中の休憩時間などに読み全く飽きませんでした。また、分冊されており1冊が薄く、縦長というのもあってポケットに入れやすくすっと出しやすい、地図も非常に細かく書かれており迷わないという感じで、地図としての実用性も非常に高く、素晴らしい本でした。

皇女和宮様が徳川家に嫁いでいく時に中山道を通っているのですが、この本にはその時の様子も書かれており、旅をしながら和宮様の気持ちに思いを馳せるなどして良い旅を送ることができました。

江戸時代の旧中山道を忠実になぞろうという意識を強く感じたのも、非常に良かったです。ただ、それによって、人が通るとは思いづらいところを何箇所か通ることにはなりましたが…一箇所、明かりもついてない真っ暗なトンネルを通るようになっているところがあり、さすがにそこは通らなかったです。。命あっての物種ですね…

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なお、この旅について詳しく知りたい場合は、道中の記録を毎日このブログで連載していたので、そちらを読むといいと思います。

他に読んだ本

…以下少しだけ書いていたのですが、時間が推しているので、また別の機会に書こうかなという感じがしてきました。。。

最後に

来年もたくさん本を読みたいなぁ。

次回はkurit3さんです。