妻から"一番好きな食べ物は何か"と聞かれて、寿司は好きだし低温調理したステーキは好きだしすき焼きは好きだし、だけど"一番"好きってのないんじゃないかなぁとか言う話をしていた。 しかし、妻に "世界が明日終わるとしたら何を食べるか" みたいなことを聞かれてよくよく考えてみると、どうも私はそこにすき焼きを選ぶだろうな、という気がした。
美味しいものはたくさんあるんだけど、すき焼きは私にとっては家族を思い出す食べ物である。
実家で皆で食べていたすき焼きや、家族で明治村に行って"こんな豪華な食事したことない"とかドキドキしながら食べたすき焼き(牛鍋 大井牛肉店｜グルメ｜園内の楽しみ方｜博物館明治村 参照)や、母方の祖父母の家に行って親戚一同で食べたすき焼き等、すき焼きは私にとって、家族の思い出のいっぱい詰まった食べ物なのである。
社会人になって精神が弱っていた頃、吉野家で牛すき鍋膳を食べた時に、"美味しいなぁ。家族の皆と食べたいなぁ”と思って泣きそうになったのも思い出した。
今度誰かに"一番好きな食べ物は"と聞かれたら、今のところ迷いなく"すき焼き"と答えられるであろう。
なんか最近、昔のことを思い出すことが多くて、なんだか良い感じがしているのである。
